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“姿を見せない”amazarashi、映像で世界観を強く発信
2012/09/02 07:00

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 アーティスト本人は姿を現すことがほとんどないのに、amazarashi(秋田ひろむを中心としたバンド)の音楽はデビュー以来、着実に支持を広げている。ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズのA&R 小林卓也氏はこのバンドの特異な魅力を引き出すために、さまざまな試行錯誤をしてきた。

「最初にすごいなと思ったのは、歌詞のメッセージ性が他のアーティストよりもずば抜けていること。僕自身、曲を聴いてゾクゾクするようなものを感じたので、まずはそのメッセージをどう伝えるかを考えました」

 中心人物の秋田ひろむは当初からメディア露出を積極的に行わない活動形態をとっている。そうした中で有効だったのは歌詞の言葉を大胆に盛り込んだミュージックビデオだった。

「3年前はYouTubeが普及してきていましたし、当時勢いのあったMySpaceでも展開してもらいました。ビデオも、1曲聴くと2時間の映画を観たような感覚になるようなものを目指しています。そんな中で何かを感じてもらえた動画には、やっぱりいいコメントが付くんですよ」

 メジャーデビューしたamazarashiはビデオ作品のクオリティが高く評価され、2010年発表の「夏を待っていました」(監督・YKBX)のクリップは文化庁メディア芸術祭の優秀賞を受賞。イニシャル500枚だったインディーズ盤も、現在まで1万5000枚を出荷するなど、各作品のバックオーダーは途絶えていないという。

「動画などのメディアをうまく使うには、面白いものを作らないといけないですよね。そしてこちらとしては曲を最初から最後まで、歌詞カードを見ながらちゃんと聴いてもらえるような届け方ができれば、と思っています」

 CDパッケージでも、ジャケットをスクラッチ仕様にしたり詩集を付けるなど、手にしたファンに強くアピールするものだ。

「今のリスナーは、気になったらYouTubeで調べて精査し、良かったら買う、みたいな感じじゃないでしょうか。そこで買ってもらうには、本当にいいものを作らないといけないな、という姿勢でいます」(オリジナル コンフィデンスより)
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