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NMB48山本彩“比べられること”への葛藤 ライバル関係は「しんどかった」
2017/04/05 12:00

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 NMB48・山本彩(23)にとって、2016年はひとつの分岐点となる1年だったといえるだろう。『第8回AKB48選抜総選挙』では自己最高の4位を獲得、AKB48との兼任を辞退、結成当時からグループで双璧をなしてきた渡辺美優紀の卒業…。10月には念願のソロデビューアルバムを発売し、『紅白歌合戦』の企画『夢の紅白選抜』では見事1位に輝いた。今回、彼女は自身の思いをつづった1stフォトエッセイ『すべての理由』(幻冬舎刊)を上梓。ORICON NEWSでは同著でも触れられている内容をもとにインタビューを実施し、キャプテンとして、エースとして、山本がグループに対して抱える本音に迫った。

■渡辺美優紀の卒業で「よりグループのことを考えるように」

 「自分のことを書き表すのは苦手」と話す山本だが、同著では過去から学んだこと、現在の自分を客観視して、未来にどう生かしていきたいか、まっすぐすぎるほどに表現されている。「ブログとかも書くのが苦手で、いつも結局あきらめちゃったりしていたことが多かったのですが、アルバム制作で久しぶりに自分と向き合って、自分の感情に素直に歌を書いたりすることで、自分の考えを言葉にする感覚を思い出しました。この本は割とポロポロと心の声が出たなという感じです」と本音が詰まった一冊となった。

 ギターと出合ったのは小学校5年生。そこから音楽スクールでギターのレッスンをはじめ、ガールズバンドを結成し、メジャーデビューするも、約2年間の活動で結果を残せず解散。「自分にとってターニングポイントかもしれない」という挫折は、本の中でも当時の自分に対する反省としてつづられているが「NMBでも結構しんどいことが多々あって、それを乗り越えたことで、昔ほど嫌な経験だとは思わなくなりました」と今では吹っ切れたようだ。

 では、その“しんどいこと”とは――。「予定調和じゃないグループだったので、昔はサプライズだったり変化を起こすことの大事さがわからなかった。今となってはいいふうに働いたと思えますが、当時は一つひとつがつらかったです。あとは、すごく比べられてた時ですね。みるきー(渡辺)とずっとライバル関係で見られていることは、しんどかった。比べられていることを前提にすべてを考えていたんです。『あっちはこうだから自分はこうじゃなきゃいけない』みたいに、自分を自分でがんじがらめにして頭が固かった」。

 そんな渡辺が昨夏に卒業してから7ヶ月が経過し、「だいぶ、グループを俯瞰(ふかん)して見るようになった」と心境に変化が出てきた。「自分の目線が変わったと思います。以前より周りを見るようになりました。新しく頭角を現すメンバーが出てくると思いますし、じゃあそのために自分は何ができるか、よりグループのことを考えるようになった」とその想いはより一層強まった。

■NMBとして今後の課題は「一体感」

 NMB48では山本のほかにも、吉田朱里がYouTuberとして更新する『アカリンの女子力動画』ではチャンネル登録者数20万人と確かなポジションを築き、奇想天外な発言で周囲を驚かせる須藤凜々花が哲学書を発売するなど、メンバーがソロ活動で個性を開花させてきた。

 「すごく頼もしいなと思います。普段は『プロデュースしてもらうなかで、自分をどうみせるか』だったのが、それだけではどこか満足できないNMBメンバーの性格がいいふうに表れているし、みんなが生き生きして見えます」と活躍ぶりを喜ぶ。一方で、グループとしての“課題”は「目標がほしいですね」と話す。

 「今はメンバー個人がそれぞれの目標に向かっているということもありますが、例えば昔なら『今年は紅白に出たいです!』みたいな。グループとしての目標がある時って、向かう方向が一緒っていうだけでもすごく団結が生まれていたので、今こそ一体感がほしい。卒業が続いていたりするので難しいところはあると思うんですけど『だからこそ』とは思います」。

 グループの目標を語る時、自然と“キャプテン”の顔になる山本。「全国ツアーもやっていないですし、自分たちでも頑張らないといけない部分はある。個人の仕事も大切ですが、グループとして発信されることで、ファンやその他の方が全体を見てくださる機会が増えて、誰かが誰かの目に留まったりすることもあると思う。グループとしての仕事が増えたらいいな」とNMB48への深い愛情をにじませた。
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