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秋元康氏、こじはる卒業に手紙贈る「心の底から感謝します」【全文】
2017/04/19 21:15

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 AKB48の1期生・小嶋陽菜(29)が19日、東京・秋葉原の劇場で卒業公演を行い、2005年12月8日から11年4ヶ月在籍したAKB48の活動に幕を下ろした。この日は小嶋の29歳の誕生日でもあり、公演中には「生誕祭」も実施。恒例のゆかりの深い人からの手紙コーナーでは同期の峯岸みなみが代読し、最初の一文で恩師・秋元康総合プロデューサーからの手紙だと気づいた小嶋は涙が止まらなかった。峯岸が読み上げた秋元氏の手紙の内容は以下のとおり。



小嶋陽菜さま

君は手がかからないメンバーでした。僕が個性の強い初期メンバーに手を焼いているときも、君はやるべきことをきちんとやったうえで、自分の時間をちゃんと作っていました。

AKB48がまだ売れていないころ、代官山の地下にあるレコーディングスタジオで雑談をしていたときに、突然君に言われました。

『私、意外に歌うまいんですよ』

もちろん、君らしい冗談ぽい感じで。でも、手がかからないからってほったらかしにされている君の、ちょっとすねたような抗議でした。

そう、確かに君の歌はよかった。僕は忘れていました。すぐに前田敦子とWセンターで歌を作りました。『夕陽を見ているか?』。

きっと、今までに何度も卒業しようと思ったことでしょう。初期のメンバーが次々と卒業してからは、なおさらだったと思います。

何年か前、君が話があるというので、麻布十番のイタリアンレストランで食事をしたことがありましたね。あのときも、きっと君は真剣に卒業のタイミングを相談したかったのに、冗談で終わってしまいました。まるで、結婚したい人がいるという報告を聞きたくない父親のように、君の卒業はいつもはぐらかしてきたような気がします。

それでも君はAKB48の将来を考え、後輩たちのことを考え、無理に言い出すことはありませんでした。だから、僕も君に甘え、本当に君が30(歳)を超えてもAKB48にいてくれたらいいなと思っていました。

そんな君がきょう、2017年4月19日、AKB48劇場で卒業するにあたり、ようやく僕は君に言えそうです。

『陽菜、もう少しAKB48にいたら?』

いや、うそです。もう陽菜に甘えられません。ふにゃふにゃしてて、やる気がないように見えて、手を抜いているように見えて、でも本当は誰よりも真面目で、責任感があって、AKB48を愛し続けてくれた君に、心の底から感謝します。

ありがとう。

卒業おめでとう。

第2の人生のスタートを祝福します。

秋元康
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