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片渕須直監督が明かす『この世界の片隅に』裏話
2017/04/21 15:47

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 アニメーション映画『この世界の片隅に』の片渕須直監督が21日、沖縄・那覇を中心に開催されている『島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭』で、同作の舞台あいさつに出席。同作を3回鑑賞したというお笑いコンビ・バッファロー吾郎の竹若元博からの質問に答えるかたちで、作品の裏話を明かした。

 同作は、『夕凪の街 桜の国』などで知られる、こうの史代氏の漫画を、片渕監督が監督・脚本を務めてアニメーション化。戦時中の広島県呉市を舞台に、ある一家に嫁いだ少女・すずが、戦禍の激しくなる中で懸命に生きていこうとする姿を追い掛ける。すずの声優は女優・のんが務め、公開から約5ヶ月が経った今も上映が続いている。

 劇中には、すずが夫と“傘”についてのやり取りをする場面がある。新婚初夜に行うもので、すずは祖母から内容を教えてもらっていたが、竹若からそのシーンについて聞かれた片渕監督は「“柿の木問答”というのがありまして。『柿をもいでもええか?』『どうぞ』というやり取りがありますが、実は呉には別の儀式があって、それが傘のやり取りだったみたいです」と説明。

 片渕監督は本で読んで知ったといい、「本にもあまり詳しく載っていないので、あれを知っていたすずさんのおばあさんは、さらに広島の北の方の山から出てきたのかなって考えました。地方ごとの特徴が出ていますよね」と話した。

 その後も、同作に熱い思いを持った竹若から質問を受けた後、最後には「とりあえず2回観てください。1回観たときと2回目では印象が違う」と呼びかけ、「僕もいろんなところで舞台あいさつをさせてもらって、皆さんの満足感みたいなものが伝わってくる気がします。この作品だけに限らず、映画を映画館で観ることが楽しい体験になっていたらうれしい」とあいさつした。
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