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映画『ハン・ソロ』監督交代の舞台裏 ロン・ハワード監督が明かす
2018/05/13 11:03

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 「スター・ウォーズ」シリーズ最新作『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(6月29日公開)のワールドプレミア(米ロサンゼルス・ハリウッド、現地時間10日夜)に続いて、米ロサンゼルス・パサデナで現地時間12日昼に、メインキャストがそろって記者会見に臨んだ。40分程度だったが、それぞれ、自身が演じたキャラクターや撮影の裏話、「スター・ウォーズ」に対する思いを語った中でも興味深い発言をしていたのは、途中から監督を引き継いだロン・ハワード監督だ。

 同映画は、『スター・ウォーズ』が誕生した第1作目『エピソード4/新たなる希望』(1977年)で、愛機ミレニアム・ファルコン号で銀河を疾走し、その名をはせた伝説の運び屋にして、反乱同盟軍のヒーローとなった男、ハン・ソロの知られざる過去を描いたアナザーストーリー。ハン・ソロは、いかにして“ハン・ソロ”となったのか。ルークとレイアに出会う前、ハン・ソロの原点が、とてつもない冒険とともに明かされる。

 製作の途中から監督交代があった本作。引き継いだハワード監督は、『ビューティフル・マインド』(2001年)でアカデミー賞監督賞を受賞、『ダ・ヴィンチ・コード』(06年)をメガヒットに導いた、ハリウッド屈指のヒットメーカー。「スター・ウォーズ」の生みの親、ジョージ・ルーカスとも旧知の仲で知られる。

 会見では「(この映画で楽しんだのは)、皆からすごく期待されていること」と、笑顔で答えたハワード監督。「実験もできて、とてもクリエイティブな体験になった。そういう意味では僕がやったビートルズのドキュメンタリー(2016年公開の『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years』)にも共通するところがあったよ。最初に(自分が監督を引き継ぐと)発表されたときから、『失敗するなよー』と言うような感じだった(プレッシャーがあった)。ファンにとってすごく大事なことだよ。そしてこれは大事であるべきなんだ」と、当時を振り返った。

 「今作に僕が関わったのは遅くなってからだ。クリエイティブ面での意見の相違で(クリス・ミラー氏&フィル・ロード氏は降板したが)、かなりいいものが撮れていた。自分ならさらに、もっとできるなと思うこともあった」といい、「僕は(スター・ウォーズの)ファンだが、エキスパートではない。だから僕は直感に従った。素晴らしいキャストと脚本を引き継いだ僕は、自分のハートが感じることを追った。ドラマを追求した。自分が見たい、と思うことを。テクニカルな面に関しては、その方面の担当者が、僕がどこまでできるのかを教えてくれた」と、自信にあふれる口ぶりだった。

 公開前に多くを語れない中、ハワード監督は、見どころとして「これが一人の男のアドベンチャーであること。その意味では『レイダース/失われたアーク』(スティーブン・スピルバーグ監督による『インディー・ジョーンズ』シリーズの第1作目、1981年公開)みたいなところがあると思う。どんでん返しやサプライズはたくさんあるが、コアになるのは、ハン・ソロという男と、ほかの人々の人間関係なんだ。そこが面白いんだよ」とアピールしていた。

■主なキャラクターの紹介と会見でのコメント

▼若き日のハン・ソロを演じたオールデン・エアエンライク
 「(ソロというキャラクターをやることは)完全に理解できないほど大きな出来事だった。初めて(ミレニアム・ファルコン号の)コックピットに入った時も、自分が実際にここにいるなんて信じられなかったよ。撮影が始まって2ヶ月くらい経った頃になって、ようやく実感が湧いてきたんだ。撮影が始まる前にハリソンと話した。一緒にランチをしたんだ。2年前のことだ。彼は僕を応援してくれた。(ハリソンの動きを研究したかについては)オリジナルの映画を見て、あの世界でキャラクターがどう振る舞うのかをじっくりと観察したよ。それをできる限り吸収した上で、その後は、それとは別のことに集中した。本物の人間らしく感じることが、一番大切なんだ」

▼『エピソード5/帝国の逆襲』(80年)、『エピソード6/ジェダイの帰還』(83年)に登場した、自称実業家にしてハン・ソロの悪友として知られるランド・カルリジアンの若き日を演じたドナルド・グローヴァー
 「この映画が作られると聞いたとき、僕はエージェントにランドをやりたいと言ったんだ。参加できて、本当にうれしい」。

▼『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年)からチューバッカを演じるヨーナス・スオタモ
 「(この役をもらって)僕はすごくうれしかった。これで人生が変わったんだよ。その時、僕は、ほとんど無職に近い状態だったんだ。当時、僕のガールフレンドだった女性は、いま、婚約者。それだけ時間が経ったということ(笑)。(以前、チューバッカを演じていた)ピーター・メイフューは、僕にチューイーについてのレッスンをしてくれたよ。正しく動く、演じることは、僕にとって非常に大事なことだった」

▼ハンの幼なじみでありながら、多くの謎をまとったキーラを演じたエミリア・クラーク
 「ミステリアスな女性を演じるのは、楽しかったけれども難しかった。映画の間、ずっと、私は、バラさないように意識していないといけなかったの。このキャラクターについて話すのは難しいのよね。彼女が再び出てくる時、それまでに大変なことがあったんだろうなと感じさせる何かがある。映画の中で、彼女に関しては、ずっと疑問が浮かび続けるのよ」

▼一見、紳士的で礼儀正しいが、冷酷な新進の犯罪組織を率いるギャング界のボス、ドライデン・ヴォス役のポール・ベタニー。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(15年)、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16年)、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18年)に、人造人間ヴィジョン役で出演している。
 「『アベンジャーズ』で正しいことをやろうとしているキャラクターを演じた直後だけに、罪悪感を全く持たないこの役を演じるのは楽しかった。彼は人を傷つけるのが得意なんだ(笑)」

 ほかに、危険な冒険へとハンを導くベケット役のウディ・ハレルソン、ベケットの長年のパートナー、ヴァル役のタンディ・ニュートン、ランドの相棒的存在の女性型ドロイドL3-37役のフィービー・ウォーラー=ブリッジ、脚本を手掛けたローレンス・カスダンと息子のジョナサン・カスダンが出席した。
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