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“オスカー所属”宇垣美里、肩書きに悩み 古巣TBSには感謝「自分の大部分を占めている」
2019/04/16 13:00

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 先月いっぱいでTBSを退社し、今月から芸能事務所オスカープロモーション所属となったフリーアナウンサーの宇垣美里(28)。フリーになり、そして28歳の誕生日にあたる16日に『週刊プレイボーイ』で連載中のコラム「人生はロックだ!」をまとめたフォトエッセイ『風をたべる』(集英社)を発売した。人生の大きな決断を下したこのタイミングで何を思うのか。自身にとってのターニングポイントは昨年だったという宇垣に話を聞いた。

■「最も波乱万丈な時期」に始まった連載 ターニングポイントになった昨年の出会い

 同書では連載から抜粋したコラムに加え、沖縄で撮り下ろした写真を多数収録。沖縄の街やビーチ、リゾートホテルなどで撮影され、三線に挑戦するシーンなど、テレビでは見られない無防備な姿も披露した。『風を食べる』というキャッチーなタイトルの由来は、自身の人生観が反映されている。

 「本当に編集者さんと悩みに悩んだのですが、やっぱり旅をキーワードにしたいということになりました。マレー語で『マカン・アンギン』という言葉が『旅をする』という意味なのですが、直訳すると『風を食べる』という意味になるんです。私が旅先で何が一番好きって、その土地独特の空気があるというところなのですが、テレビで新しいお仕事をする時にも新鮮な空気を感じることがあるので、人生が『風を食べる』日々なのではないかなと」

 TBSアナウンサーとしてのキャリアを丸3年経験した一昨年より始まった連載。「最も波乱万丈な時期に書いていたと思います(笑)。1〜2年目は仕事に精一杯だったんですけど、ちょっと慣れてきた頃に始まって、そこからいろんな経験をして。出会いも別れもあったし、いろんなお仕事もさせていただいたことの軌跡を残しているのかなと、まとまったものを読み返してみて感じました」。同書の中でも「人生は取捨選択の連続」という言葉も見られるが、これまで下してきた決断に後悔はしていない。

 「大学時代にミスキャンに出なかったら、アナウンサーにならなかっただろうし、全然違う景色を見る人生になっていたのかなと思うこともありますよ。まぁーここまで来てしまったので(笑)。否定することはできないから。違う選択肢もあったかもしれないですけど、私が選んでここまできたから。だとすれば、全部肯定しないといけないと思っているので、ミスキャンに出たことも、アナウンサーになったことも、そして今回やめたことも。そうしないと、ほかの選択肢を選ばなかった私に申し訳ないですから」

 2018年は宇垣にとって、大きな変化が訪れた1年だった。ヒップホップグループ・RHYMESTERの宇多丸がパーソナリティーを務めるTBSラジオの帯番組『アフター6ジャンクション』(月〜金 後6:00〜9:00)で火曜アシスタントを務め、自身が好きなジャンルへの深い愛情を毎週熱弁。爆笑問題がMCを務めるTBS『サンデー・ジャポン』(前9:54)では、昨年7月からリポーターとして出演し、アニメのコスプレや“闇キャラ”などで強いインパクトを残してきた。番組の進行を主とするアナウンサーの仕事の枠を飛び越えたことで、新たな発見があった。

 「まずは、昨年から生活する時間がだいぶ変わったんですよね。それまでは朝方の番組を担当していたので、人にも全然会えなくて、例えば夕方に出かけたい場所とか見てみたい場所とかも行けなかったのですが、昨年からできるようになりました。人にも会えるようになったし、いろんなところに行けるようになったし、それに並んで、自分から発信しないといけない仕事も増えていって。なので、本当に見え方というか、もっといろんなことができるんだっていうことに気づいた1年だったなと思います」

■朗読挑戦で“表現の可能性”を実感 オスカー所属で期待ふくらむ「新しいお仕事を…」

 この言葉を聞いて思い出したのが、昨年5月に行われた同局の堀井美香アナウンサーがプロデュースを手がける朗読会『A’LOUNGE TBSアナウンサーがデザインする朗読』(主催:TBSラジオ、公益財団法人日本デザイン振興会)を取材した時のことだ。そこで、宇垣は太宰治『燈籠』の生朗読に挑戦していたが、迫真の朗読で会場を作品の世界に引き込んでいた。自身にとっても、大きな経験になったという。

 「あれは、本当に楽しかったですね。たぶん、バイブスが合ったんでしょうね。太宰治が書く、本当にどうしようもない女の子の鬱々した感じの嘆きを描いた作品でしたが、あれは本当に楽しくって、最後に堀井(美香)さんにごあいさつする時に『あのお仕事を最初に選んでくださって、本当にありがとうございました』って伝えたくらい、すごく大事なものでした。アナウンサーは、もちろんニュースを伝えることが大切な仕事なんですけど、朗読ってこんなに楽しいんだという気持ちになりました」

 表現の可能性を感じる出会いが続く中、TBSを離れることを決めた。「この5年間で構成されたものが、自分の大部分を占めているのかなと思いますし、社会人としてのあり方であるとか、いろんなことを学ぶことができました。最初は本当に誰も知り合いがいなくて、本当に大変だったんです(笑)。それでもいろんな大好きな友達もできたし、すごく信頼できる先輩もいたし、恵まれていたなと思います」。古巣への感謝を胸に、今月1日からオスカープロモーションの芸音本部所属として新たなスタートを切る。

 「オスカーさんといえば、今をときめく女優さんであったり、モデルさんであったり、いろんな方が所属しているので、『申し訳ねぇ』みたいな居心地の悪さを感じつつ(笑)。それこそ、初めて東京に出てきた時のように『田舎者がごめんなさいね』みたいな感じはありつつ、一生懸命頑張っていけたらなと思っております。今までできなかったことにもチャレンジできると思いますし、また本当に新しいいろんなタイプのお仕事もできると思うので、これからがすごく楽しみです」

 一部では「女優業に挑戦」との声もあがっているが、笑顔ながらズバッと自分の思いを言葉に乗せた。「笑っちゃうんだけど(笑)。いやーなんか、誰も一言も言ってないのにと思いながら、現段階として(女優業も)選択肢から外してはいないんですけど、まだそんな状態にないわ、というところです(笑)。アナウンサー時代もそうなのですが、自分から選んでお仕事をするよりも、周りの人が『これがあなたに合う』と思うって言われた仕事の方が、存外合っていたりするのかという気がしていて。あれをやる、これをやると自分で決めるのは時期尚早かなというのが正直な気持ちです」。

 9日放送の『アフター6ジャンクション』では「オスカーの宇垣美里です」と自己紹介していたが「あれは本当に、台本が悪いんですよ(笑)。書いてあると、怒られるかもと感じながらも『面白いな』と思って、そのままうっかり読んじゃうから」とにっこり。今は「肩書き」への戸惑いがあるという。「本当にそもそも人になんて自己紹介していいかわからなくて、一応『すみません、宇垣美里です』って言うんですけど、それまでは『TBSアナウンサーの宇垣美里です』と言っていたので、なんか語呂とリズムが悪くて、何か入れたいんです。かと言って『オスカープロモーションの』って入れるもの違うし、『フリーアナウンサーの』っていうのはおこがましいし、なんて言えばいいのって思っています」。

 TBSを退社して、新たな一歩を踏み出したことへの実感を聞くと「今までは、初めてお会いした方に名刺をお渡ししていたんですけど、今は名刺を持っていないので、それがすごく違和感」と笑顔を向けた宇垣だが、今回の書籍がまさに“名刺代わり”の1冊となる。今後も、自分の型にとらわれずに活動していく。「とりあえず何でも挑戦してみて、そこから見えてくると思うので、自分でこれがしたいということではなく、挑戦して、そこで見えるもので決めていけたら。『宇垣だったら、こういったことをするんだろうな』と思われることが苦手で、あまのじゃくなので『そこなんだ!?』って思わせたいですね(笑)」。

宇垣美里(うがきみさと)1991年4月16日生まれ 兵庫県出身
同志社大学卒業。在学中に「ミス同志社」に選ばれる。2014年、TBSにアナウンサーとして入社。数々の人気番組の担当を経て、今年4月からフリーに転身。TBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演中。1stフォトエッセイ「風をたべる」(集英社)を4月16日に発売(公式Twitter【@kazewotaberu】)。20日にはSHIBUYA TSUTAYAにて発売記念イベントを開催予定。
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